『NO MUSIC, NO LIFE』というタワーレコードのキャッチフレーズは有名ですよね。
直訳すれば「音楽なくして、人生なし」
音楽好きな人の中にはこの言葉をそのまま口にする人もいますね。
でも私はあまのじゃくなので、これ間違っていると思うんです。
だって、世の中には生まれつき耳の聞こえない人がいますよね。彼ら彼女らは人生がないのでしょうか?
そんなことはありません。音楽がなくたって人は生きていけます。
ですから、私ならこう言います。
『NO LIFE, NO MUSIC』
人生あってこその音楽。人生が音楽を作ります。
このサイトでは、ひとりのミュージシャンの人生を深く知ることで、歌詞に込められた本当の意味を感じてみようという試みをしています。
メディアから流れてきた音楽をただ聴き流していませんか?
歌詞カードを読んだだけで「あーなるほどね」なんて、分かったつもりになっていませんか?
一歩踏み込んで「この曲を作った人はどんな人なんだろう? どんな人生経験をもとにして歌詞を書いたのだろう?」と思って調べてみると、思いもよらず深く感動させられることがあります。
本当の意味が分かった時、その曲の印象の全てがひっくり返ります。
メロディーさえもまるで違うものに聴こえます。
「何を言うかではなく、誰が言ったかが重要だ」と言われることがありますが、
作詞者はどんな人生を歩んだ人なのか、どんな人格の持ち主なのか、それを知らなければ歌詞の本当の意味は分かりません。
一行一行の詩には、作詞家の人生そのものがたっぷりと沁み込んでいます。
詩に出てくる登場人物が作詞家本人でなかったとしても、作詞家が自分の人生から学んだ教訓や自分の口では言えない本音を、登場人物に語らせることもあります。
いつもは音楽プレイヤーやYouTubeで聴き流しているだけの一曲を、今一度、じっくりと深く味わってみませんか?
当サイトでは主に洋楽のミュージシャンの曲について、作詞者の紹介と共に英詩を和訳しています。
ラインナップは超のんびりと追加していきますので、更新をお待ちください。